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犬の梅雨のにおい対策|濡れた被毛と寝具を清潔に保つ手順

公開日 2026年10月25日読了目安 約8分

犬の梅雨のにおい対策は、雨で濡れた被毛を根元まで乾かし、首輪・寝具・床にも汚れと水分を残さないことが基本です。帰宅後は犬の体を先に手入れし、外した用品の洗浄と乾燥、寝床まわりの掃除へ進みましょう。においに加えて赤みやかゆみがある場合は、洗う回数を増やす前に動物病院へ相談してください。

この記事でわかることは、雨の散歩後の乾かし方、用品ごとの手入れ手順、毎日の確認ポイントと受診の目安です。

この記事のポイント
  • 濡れた被毛はタオルで吸水し、表面だけでなく根元まで乾きを確かめる
  • 首輪と寝具は製品の表示に沿って洗い、乾いたものと交代で使う
  • 床の水分や汚れを片づけ、犬のにおいや皮膚の変化も観察する

1.においの確認は、被毛・首輪・寝具・床の順に

雨の散歩から帰り、タオルを用意した室内で被毛を確認してもらう犬

においが気になるときは、犬の体と身の回りのものを分けて確認します。「犬がにおう」と一まとめにせず、どこに湿り気や汚れが残っているかを探しましょう。

犬の体臭には、皮膚の分泌物などを細菌が分解して生じる成分が関係します。犬のケアと、掃除・洗濯による生活環境の手入れの両方が対策になります。アニコム損保の犬のにおいに関する解説

確認する場所を次の順番に決めておくと、帰宅後に作業を組み立てやすくなります。これは家庭で手入れを続けるための確認表です。

確認する場所見る・触れるポイント次にすること
被毛・皮膚毛の根元の湿り気、泥、赤み汚れを落として吸水・乾燥。異変があれば相談
首輪・ハーネス裏側や重なった部分の湿り気、汚れ外して表示を確認し、洗浄・乾燥
寝具・敷物犬が寝る面、裏面、中のクッション湿ったものを交換し、洗える部分を洗う
床・寝床の下足跡、水滴、抜け毛、食べこぼしごみと汚れを取り、乾きを確認

首輪を外すのは、玄関や窓を閉めた室内など、安全を確保してからにします。外した用品は犬の体とは別に置き、どちらににおいが残るかを確認すると、次に手入れする場所を選びやすくなります。

すべてを一度に洗い始める必要はありません。まず犬の濡れた体を乾かし、落ち着ける乾いた場所へ移してから、用品を片づける順番にしましょう。

2.雨で濡れた被毛は、吸水して根元まで乾かす

室内のマットに立つ犬の背中を、飼い主の手がタオルでやさしく押さえている様子

雨で濡れた犬は、必要な部分の汚れを落とし、タオルで水分を取ってから乾かします。乾燥の終わりは、毛先の見た目ではなく根元の湿り気で確かめます。

泥がついただけなら、ぬるま湯ですすぐ方法があります。毎回の全身シャンプーを習慣にする必要はなく、洗浄を重ねることで被毛の油分を落とす場合もあります。シャンプーが必要なときは犬用を使い、皮膚の治療中なら獣医師の指示に従ってください。PDSAのお手入れガイド

帰宅後の乾かし方

  1. 1乾いたタオルと替えを用意し、安定した足場でレインコートや濡れた犬具を外します。
  2. 2足先やおなかなどの泥を確認し、必要な部分をぬるま湯で流します。
  3. 3柔らかいタオルを押し当てて吸水します。強くこすらず、濡れた面は乾いた面や替えのタオルに替えましょう。
  4. 4タオルで取りきれない水分は、ドライヤーの熱くない風で乾かします。犬との間に手を添え、皮膚に届く風の熱さを確かめます。
  5. 5毛をそっと分け、根元に水分が残っていないかを確認します。脇・内股・おなか・指の間も見落とさないようにします。

タオルを押し当てる方法や乾かし残しやすい部位は、ライオンペットのブローの手順でも紹介されています。先に十分吸水することは、ドライヤーを使う時間を短くする助けになります。

ドライヤーは近づけすぎず、同じ場所へ熱風を当て続けないようにします。乾かし残しは皮膚病の原因になるため、毛の根元まで乾いたかを確認しましょう。補助犬衛生管理の手引き

怖がって逃げる、体をこわばらせるなどの様子があれば、いったん手を止めます。嫌がる犬を押さえ続けず、難しい場合はトリマーや動物病院へ乾かし方を相談してください。道具や触られることへの慣らし方は、子犬の社会化とは?時期とやり方をやさしく解説も参考になります。

3.首輪・ハーネスは、外して洗い方を確かめる

犬のそばの作業台で、外した青緑色の首輪とハーネスの水気を拭き取る手元

濡れた首輪やハーネスは、被毛とは別に手入れし、乾いてから使います。洗濯機に入れてよいか、使える洗剤は何かを、製品の説明で先に確認しましょう。

首輪やハーネスの手入れ方法は製品によって異なります。たとえばRuffwearは、自社の首輪やハーネスについて、汚れを落としてから穏やかな洗浄剤で手洗いし、十分にすすいで自然乾燥させる方法を案内しています。他の製品にもそのまま当てはめず、手元の商品の指定を優先します。Ruffwearの犬具の手入れガイド

家庭では、次の順番にすると確認漏れを減らせます。

  1. 1濡れた犬具を外し、内側・縫い目・重なった部分を広げて見ます。
  2. 2洗える製品は指定の方法で洗い、洗浄剤を十分にすすぎます。
  3. 3水気を取り、製品に合う方法で乾かします。レインコートも洗濯表示を確認して別に干します。
  4. 4裏側や重なり部分まで触って確認し、乾いてから装着します。

玄関のフックを「使えるもの用」と「乾燥中用」に分けるのも一案です。干してあるから乾いていると思い込まず、次の散歩前に手で確かめましょう。替えを用意する場合も、普段と同様にサイズと装着状態を確認します。

4.梅雨の寝具は、交換・洗濯・乾燥をひと続きに

飼い主が犬用ベッドのカバーを外し、粘着クリーナーで抜け毛を取り除く様子

犬の寝具は、湿ったものを乾いた替えに交換してから、洗える部分を洗います。カバーが洗えることと、中のクッションまで同じ方法で洗えることは別です。

最初に、カバー・中材それぞれの洗濯表示や説明書を確認します。メーカーによっては、同じベッドでも部品ごとに洗い方を分け、乾燥機や直射日光を避けるよう案内しています。アンベルソのベッド洗濯方法

寝具を洗うときの手順

  1. 1カバーを外し、粘着クリーナーなどで抜け毛を取ります。
  2. 2汚れのある場所を確認し、洗えるものは指定された洗剤・コースで洗います。
  3. 3洗剤の使用量とすすぎ方を守り、製品の表示に沿って脱水します。
  4. 4指定された干し方で、布が重なりすぎないよう広げます。
  5. 5厚い縁、縫い目、裏面などにも湿り気がないか確かめ、乾いたものを寝床に戻します。

洗濯前の毛取りと、洗濯機を使えるかの確認は、イオンペットのペット用ベッドの洗い方でも案内されています。洗濯・漂白・乾燥の表示は別々なので、洗濯機で洗えるものでも、乾燥機を使えるとは限りません。消費者庁の洗濯表示の説明

梅雨は「今日中に戻したい」からと乾燥を切り上げず、乾いた別の寝具を使う段取りにしましょう。カバーや敷物に替えがあれば、洗ったものを急いで戻す必要がなくなります。洗う前に代わりの寝場所を作っておくと、犬を移動させる作業も落ち着いて進められます。

洗濯の間隔だけを決めるより、毎日、犬が寝る面と裏面の湿り気や汚れを確認する習慣がおすすめです。濡れた足で上がった日や汚れた日は交換し、洗えない中材が汚れた場合はメーカーの手入れ方法を確認してください。

5.床は水分と汚れを取り、乾いてから犬を戻す

ゲートの向こうで犬が待つ間、飼い主の手が寝床まわりの床を拭いている様子

床は、目に見えるごみや水分を取り、素材に合う方法で拭き掃除をします。洗剤を使った場合は、表示に従った拭き取りと乾燥まで終えてから犬を戻しましょう。

犬を別の場所で待たせ、寝具やマットを持ち上げます。散歩後に通る場所だけでなく、寝床の下や水飲み場も一緒に確認すると、見落としを減らせます。

  • 目に見える抜け毛やごみを取り、水滴は吸い取ります。
  • 泥の足跡や食べこぼしは、床材の手入れ方法に沿って落とします。
  • 洗剤を使うときは使用量・対象素材・水拭きの要否を確認します。
  • 拭いた場所が乾いてから、乾いた寝具やマットを戻します。
  • 使った布や掃除道具も洗い、十分に乾かして片づけます。

花王の掃除ガイドでは、掃除中はペットを別室などへ移すこと、換気すること、洗剤の残留を避けることを勧めています。掃除用スプレーを犬の近くで使わないようにしてください。 洗剤や使用済みの布も、犬が触れない場所へ片づけます。花王のペットのいる暮らし・掃除

毎回部屋全体を大掃除するより、散歩後の通り道、寝床の下、水飲み場を確認する範囲に決めておくと取りかかりやすくなります。家族で分担する場合は「拭いた」だけでなく「乾いて戻せる」まで伝え合いましょう。

6.毎日の確認を習慣にし、続くにおいは相談する

乾いたベッドで休む犬のそばで、飼い主が脇の被毛をそっと分けて皮膚を見る様子

手入れは「帰宅後に乾かす」「寝る前に寝具を確かめる」というように、暮らしの動作と組み合わせると続けやすくなります。乾かして用品を替えても強いにおいが続くときは、犬の皮膚や耳の変化も確認してください。

たとえば、次のように担当する時間を決める方法があります。これは一律の洗濯頻度ではなく、家庭で無理なく続けるための段取りの例です。

  • 散歩後:被毛を乾かし、濡れた犬具とタオルを片づける
  • 犬が寝床を離れたとき:寝具の表裏と床の湿り気を見る
  • 洗濯するとき:乾いた替えを先に用意し、洗ったものの乾きを確かめる

手入れが済んだら、犬が落ち着ける普段の時間に戻しましょう。雨の日の室内での過ごし方は、雨の日の犬の過ごし方|室内遊びと運動不足解消のアイデアで紹介しています。

一方、皮膚の赤みやかゆみ、フケ、脱毛、繰り返しなめる様子は、湿った用品の掃除だけでは解決しない場合があります。においのある皮膚炎もあり、病名はにおいだけでは決められません。VCA動物病院の皮膚炎の解説

耳がにおう、かゆがる場合も、自己流で洗う前に動物病院へ相談します。受診時には、いつから・どの場所が・乾いた後もにおうか、使ったシャンプーや洗剤を伝えると状況を説明しやすくなります。体調に不安があるときは動物病院に相談を。PDSAのお手入れと耳の確認ガイド

まとめ

  • 雨で濡れた犬は、汚れを落としてタオルで吸水し、毛の根元まで乾きを確かめましょう。
  • 首輪・ハーネス・レインコートは、製品の方法で手入れし、乾いてから使います。
  • 寝具はカバーと中材の表示を確認し、乾いた替えを用意して洗濯と乾燥を進めましょう。
  • 床や寝床の下の水分・汚れを取り、掃除道具も乾かして片づけます。
  • 強いにおいが続く、皮膚や耳に異変がある場合は、動物病院へ相談してください。

よくある質問

Q雨に濡れた犬は、毎回シャンプーしたほうがよいですか?+
A

毎回の全身シャンプーが必要とは限りません。泥のついた部分をぬるま湯で流し、タオルで吸水して乾かす方法があり、皮膚の治療中は獣医師の指示を優先します。

Qタオルで拭いた後は、自然乾燥だけで大丈夫ですか?+
A

表面が乾いて見えても、毛の根元に水分が残ることがあります。根元や脇、指の間を確認し、必要に応じて熱くない風で乾かしましょう。

Q梅雨は犬の寝具を毎日洗うべきですか?+
A

まず毎日、湿り気と汚れを確認し、濡れたり汚れたりしたものを乾いた替えに交換しましょう。すべてを一律に毎日洗うのではなく、製品の手入れ方法に従って洗濯と十分な乾燥を組み合わせます。

Q乾かしても犬のにおいが強いときはどうしますか?+
A

首輪や寝具のにおいも確認し、犬の皮膚に赤みやかゆみがないか観察します。強いにおいが続く、耳を気にする、同じ場所をなめ続ける場合は動物病院に相談してください。

この記事を書いた人

わんわん秘密基地 編集部

群馬県で犬のエンタメ複合施設をつくっているチームが、犬との暮らしに役立つ情報をお届けします。

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